2001
以下のテキストを用いて輪講する。
W. Kinzel and G. Reents, Physics by Computer
(Springer-Verlag, 1998)の邦訳「コンピュータ物理学」(愛智出版)
豊田正「情報の物理学」(講談社, 1997)
当初計画
交通流データの解析
東名高速道路の実測データを解析し、渋滞相の性質を議論する。
(時系列、時間的自己相関、パワースペクトル、埋め込み次元など)
最適速度交通流モデル
二車線系において、車線変更規則の差を検討する。また、
Javaによる デモンステレーションシステムを作る。
伝染病の格子模型
伝染病の簡単な格子模型の臨界現象をシミュレーションを通じて
調べる。また、平均場理論と比較する。(SISモデル、SIRモデル、臨界指数)
粉体のテトリスモデル
粒子のサイズが大きく、熱的緩和が無視できる多粒子系を粉体と呼ぶ。
粉体のテトリスモデルに関するシミュレーションを行う。